武者返しなどの技術や特殊な地形を生かして築城された熊本城は、まさに難攻不落という言葉を体現している日本三大名城の一つです!
冬休みを利用して熊本城に行く予定の城マニアさんは結構多いようですね!
今回は日本の名城の中でも人気№1を誇る熊本城を調べてみました!
熊本城の歴史
熊本城は別名銀杏城(ぎんなんじょう)と呼ばれ、1600年に加藤清正によって築城されました。
元は千葉城、隈本城というふたつに分かれていた城を取り込んで、加藤清正が熊本城にまとめたのが1600年のことです。
建設当初から建築技術が最高峰であったことや、大小天守、五階櫓(やぐら)を組み込んだ珍しく機能的な構造など、機能性も見た目も良い名城だと大評判だったそうです。
ちなみに、なぜ銀杏城なのかというと……
・加藤清正が築城の時に銀杏の木を植えた。
・加藤清正が亡くなるとき、「銀杏の木が天守閣と同じ高さになる時、災い(異変)が訪れるだろう」と予言し、その通りになった。
という由来があります!
ちなみに銀杏の木の予言が当たったとされるのが築城から200年以上後、明治10年の西南戦争の時です。
もともと籠城(ろうじょう)のための設備が整えられてていた熊本城は、このとき責められたにも関わらず、一兵たりとも入城を許さなかったそうです。
西南戦争で官軍と戦った西郷隆盛もこんなセリフを残しています、「私は官軍に負けたのではない。(加藤)清正公に負けたのだ」と。
わかりづらい負け惜しみですね!負けは負けでしょう!
西郷隆盛が負けを認めた加藤清正とは、安土桃山時代から江戸時代にかけて活躍した武将・大名で、もともと豊臣秀吉の部下でした。
秀吉亡き後は、徳川家の家臣となり、関ヶ原の戦いでも大活躍した清正公。その後は熊本藩の藩主となり、今でも多くの熊本県民に愛されています。
一口城主とは?
一口饅頭でも一口餃子でもなく、一口城主!
熊本城に一万円以上の寄付をした人は城主証を交付され、城主手形を渡され、さらには天守閣に名前が記載されるそうです!!
それでそれで??……それだけ?・・・一万円払ってそれだけ!?
一日泊まれるとか、一口饅頭セットがついてくるとか、そういうのないの!?
城マニアにとっては、城主証とか城主手形なんかが素晴らしい特典なのかもしれないですが、イマイチ乗り気になれません……。
しかし!ほかにも特典はありました!
熊本市が運営する16の有料施設に無料で入園できる。そして特定の売店内での買い物が5パーセント引きになる。……それで一万円払うんかい??
集められた寄付金は、熊本城の復元や修繕に使われるということです。
いつか孫ができたらそのときに、「この城の修理はワシがお金を払ったのだよ、わっはっは」と威張れますね。
人気芸能人も!
芸能界きっての城マニアと自負する、ロンブーの淳も一口城主のようです。
もし一口城主にならなくても、芸能人の名前を天守閣で探すのは楽しいかもしれません!
芸能界ではほかにも、
・妻夫木聡
・山下智久
・福田沙紀
・志村園長とパン君
チンパンジーのパンくんと志村園長までも!!
さらには、芸能人ではないのですが、キン肉マン マリポーサ(埼玉県)という名前の札もあるようです!!見つけられたらいいことあるかも!?
おもてなし武将隊とは?
また、変な人たちが出てきましたよ!!おもてなし武将隊JAPAN!
元は2009年に名古屋から始まったというおもてなし武将隊が全国に派生し、東日本大震災後の2012年に、チャリティ活動を目的として、当時の全国のおもてなし武将隊から賛同者を募り、
結成されたいわばドリームチーム的な武将隊です。(現在は活動を停止しているそうです)
2009年に発足した名古屋おもてなし武将隊から
名古屋の武将隊はハローワークで普通に求人募集されていたというのですから驚きです!!
加藤清正をはじめ、清正の娘紅一点を含む総勢10名の武将たちが口上を行ったり、すす払いをしたり、熊本城周辺に出陣するらしいです。
公式サイトを覗いてみると、12月30日と31日は誰一人として出陣しないみたいですね……オフの日の加藤清正って、何してるんでしょう!?
加藤清正を演じるのは、俳優の丹羽智則(たんばとものり)さん(34歳)!写真の右側の人ですね!(名古屋の清正だそうです)
※現在、熊本の清正を演じるのは瀬尾誠一(せおせいいち)さんだそうです。
加藤清正を演じる以外に目立った活動はしていないようですが、イケメンだと歴女に大人気だとか!
アクセスやおすすめ!
熊本城へのアクセスは、熊本駅からお城の周遊バスがとても便利です!
周遊バス、その名もしろめぐりんは、大人150円子ども80円で熊本城から周辺施設をめぐるのにとても便利♪
熊本空港からだと、直接リムジンバスが出ているようですね!所要時間は約40分で、料金は730円です。
車で行くなら駐車場は5か所、合計1225台分もあります!!
一番駐車可能台数が多いのは、少し離れたとことにある辛島公園地下駐車場で、普通車を625台停めるスペースがあります。
熊本ICからだと、国道57号線を通るルートで約30分。益城・熊本空港ICからだと、県道36号線(第二空港線)で約25分の場所にある熊本城。
熊本城に立ち寄る予定なら、周辺の観光スポットも見逃せませんね!
おすすめなのが熊本城の複合施設「桜の馬場 城彩苑」です。熊本城からは歩いて5分と近場にあり、着物を着ての記念撮影もできます!
まるで昔にタイムスリップしたかのような気分に浸れます♪絵に描いたような城下町ッて感じですね!
ほかにも、夏目漱石が五番目に住んでいた家の跡や、マイナスイオンたっぷりの滝・菊池渓谷など、見所はいっぱいです!
熊本城に行く予定がある人は、ぜひとも周辺スポットもチェックしてみてください!!
コメント
たまたまこちらの記事にたどり着き、拝読しました。
個人的に、熊本城はいつか観に行きたいお城NO1でありながら、いまだ機会に恵まれておりません。
周遊バスや駐車場の情報など知ることができ良かったです。
ところで、おもてなし武将隊関連の内容には誤りが散見されました。
まず、名古屋から始まったのは2009年に発足した『名古屋おもてなし武将隊』です。
『おもてなし武将隊JAPAN』は東日本大震災後の2012年に、
チャリティ活動を目的として、当時の全国のおもてなし武将隊から賛同者を募り、
結成されたいわばドリームチーム的な武将隊です。(現在は活動を停止しています)
そして、現在、加藤清正公を筆頭に熊本城を拠点に活動しているのは、
『熊本城おもてなし武将隊』ですね。
加藤清正公繋がりで、名古屋おもてなし武将隊とも交流が深く、
毎年火の国まつりなどに名古屋から清正公らが訪れています。
清正公を演じるのは確かに丹羽智則(にわ とものり)さんですが、
写真右に写っている方で、名古屋の加藤清正公です(3月で卒業)。
熊本城おもてなし武将隊の清正公は瀬尾誠一さんです。
以上、細々と失礼しました。
名古屋おもてなし武将隊、熊本城おもてなし武将隊ともに大変人気のある、
また、パフォーマンスに定評のある隊ですので
(2013年~2015年にかけて3回にわたり開催された、全国武将隊天下一決定戦『宴』
において、名古屋は三連覇、熊本は2位、3位を獲得しています)
名古屋、熊本を訪れた際には是非、多くの方に見ていただきたいと思います。
当ブログをご覧いただきありがとうございます。
ご指摘いただきました誤りは修正させていただきました。
色々と情報をいただきありがとうございました。