出典元:https://www.photo-ac.com/main/detail/380963
数寄屋(すきや)大工ってどんな大工さんか知ってますか??
あのちょっと前にブラック残業させて大変なことになってたすき屋の牛丼の専属大工さん?
なわけないか!
5月22日のプロフェッショナル仕事の流儀に、数寄屋大工の升田志郎さんと言う職人さんが出演するそうです!
どんなお仕事なんでしょうね??
気になったので調べてみました!
升田志郎(数寄屋大工)のプロフィール
出典元:http://www.nhk.or.jp/professional/
名前:升田 志郎(ますだ しろう)
生年月日:1951年(67歳)
出身地:京都府京都市
職業:数奇屋大工
このオッチャン、ただ者じゃないです。
なんでも、ビートルズのジョンレノンの自宅や、ロックフェラーの邸宅の施工を手掛けた日本を代表する大工さんでした!!
どんな経歴をたどったのか調べてみると……。
中学卒業後、中村外二棟梁に弟子入りした升田さん。
京都で数寄屋大工の腕を磨き、25歳の時には棟梁になったそうです!
棟梁(とうりょう)と言うのは今で言うチーフやマネージャーというポジションの事ですね!
大工で棟梁と言うと、現場を統率する責任者ということになります!
そもそも数寄屋大工とは、茶室を専門に作る大工の事で、その歴史は安土桃山時代にまでさかのぼります。
ほとんどの武家が取り入れていた書院造りと対照的に、丸太を使用したり素材の持ち味を生かした構造の建築を数奇屋風と呼んだそうです。
かなり高度な技術を要するので、相当な修行を積まないと棟梁にはなれないと言われています。
特殊な建築物を作る大工と言うと宮大工のほうは有名ですが、宮大工とはどう違うのでしょうか??
宮大工との違いは?
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宮大工というのは、神社や仏閣の建築を専門に行う大工さんの事なんですね!
新築を行うよりも、現存の建物を修復したり改築したり、そういった仕事が多いようです。
なぜ宮大工と呼ばれるのかと言うと、神社や仏閣を昔「お宮さん」と呼ぶ人が多かったからのようですが、宮大工と聞くと高貴なイメージがありますね!
数奇屋大工は宮大工とは違い、茶室を新築することも多いようです。
奇妙の奇が入っているので、世にも奇妙な物語を連想してしまうのは自分だけでしょうか……。
結婚や息子について
出典元:http://ameblo.jp/yuharuhiro/entry-10101164482.html
こちらは升田さんの作品ではないのですが、数寄屋造りの家として検索をかけたところ出てきた画像です!
純和風で味のある造りですね!
もしこの部屋に子どもがいたら、ツルツルの床で滑って遊んで障子に穴をあけまくって遊び始めそうです!
ところで、升田さんが結婚しているのか、息子がいるのか気になったので、まさかと思いながらフェイスブックやツイッター、インスタグラムなどのSNSをやっているか調べてみました。
……まさかね。
予想通り、SNSの類はやっていないようです。
当たり前ですよね。伝統芸能の数寄屋大工の棟梁ともあろう人が、フェイスブックに「茶室イイ感じにできましたー♪」とか言って画像をアップしてたら引きますよね。
年齢からして、結婚していたら子どもも孫もいると思いますが、その辺の情報は明らかではありませんでした。
弟子はいるの?
2014年には厚生労働省より現代の名工という賞を受賞している升田さん。
名実ともに名大工の仲間入りをした升田さんに、弟子はいるのでしょうか?
升田さん自身が現在身を置いているのは、京都の中村外二工務店です。
なんと、中学校を卒業した後弟子入りした場所で、現在も仕事をされていると言うことですか!
その工務店では沢山のお弟子さんがいる事かと思いますが、プロフェッショナルの中で紹介されることを期待したいですね!
作品を紹介!
出典元:http://www8.cao.go.jp/geihinkan/img/kyoto/big/bkg09.html
こちらは京都御所内にある迎賓館の座敷です。
なんだかものすごくエライ人でも恐縮しそうな重厚感ありますね!
京都迎賓館
住所:京都府京都市上京区京都御苑23
電話番号:075-223-2205
入場料:1000円
出典元:https://www.gnavi.co.jp/sightseeing/ishikawa/spotdetail/3519/
石川県小松市の芦城公園内にある仙叟屋敷です。
茶室としての利用が可能で、見学だけなら無料で出来るようですね!
仙叟屋敷・玄庵
住所:石川県小松市丸の内公園町19 芦城公園内
電話番号:0761-24-1656
茶室利用料金:貸室料金 全日9時00分~16時00分
仙叟屋敷 10000円/玄庵 20000円
半日(3時間まで)
仙叟屋敷 5000円/玄庵 10000円
アクセス:JR小松駅から徒歩20分
JR小松駅からバス乗車「市役所前」下車徒歩2分
丸太の素材を生かし、薄くなりがちで、材料どうしの組み合わせも難しいと言われる数奇屋造りは、芸術作品のような趣もあります。
一万円出して茶室を利用するのはちょっと勇気がいりますが、見学だけなら無料のようなのでぜひ自分の目で見てみたいものです。