サインデザインって知ってますか?
非常口を表す人の形だったり、トイレの入り口に表示されている女性の形だったり、ああいうものをサインデザインと呼ぶそうです。
11月7日のプロフェッショナル仕事の流儀は、サインデザイン界の巨匠・廣村正彰さんです!
彼の作り出したサインデザインが窮地に立たされたお寺を救うそうですが……廣村さんとはどんな人物なのでしょう??
廣村正彰のプロフィールや経歴
名前:廣村 正彰(ひろむら まさあき)
生年月日:1954年(62歳)
出身地:愛知県
職業:グラフィックデザイナー/東京工芸大学芸術学部教授
1954年生まれというと、安倍晋三総理や、ジャッキー・チェンさんと同じ年なんですね!
かなり若く見えると思います!
1977年に田中一光デザイン室に入社した廣村さんは、それから11年後の1988年に自分の事務所を立ち上げます。
廣村さんの受賞歴は華々しいもので、その才能を証明する数多くの作品を世に送り出しています!
受賞歴をまとめるとこんな感じです!
2008年 KU/KAN賞
2009年 毎日デザイン賞/第42回SDA最優秀賞
2010年 グッドデザイン金賞
素晴らしいですね!
廣村さんはロフト(LOFT)のロゴデザインや、スカイツリーのそばにあるすみだ水族館のロゴデザインも手掛けています!
すみだ水族館のロゴデザインをする上で印象に残っているエピソードを聞かれた廣村さんは、トイレのロゴデザインにこだわったということをインタビューで答えています。
トイレというのは、本当は行きたくないけれど、行かなくてはいけないところ。
建物の中ではそんな残念な位置づけであるトイレだけど、すみだ水族館のトイレはとてもきれいで、つくりもとても丁寧なことから、お客さんが無意識のうちにトイレに行きたいと思うようなサインを心掛けたようです。
廣村さんのデザインは、ただ目的地へ人を導くのではなく、心までもいざなう。と評判のようです!
今まで手掛けたお仕事はこんな感じです!
1989年 無印良品AD
1994年 東京ガスOZONE「 リビングデザインギャラリー」 AD
1996年 岩出山中学校サイン計画。 小田原市立総合文化体育館 サイン計画
1999年 埼玉県立大学サイン計画
2000年 東京証券取引所サイン計画
2001年 日本科学未来館CI、サイン計画
2003年 世界グラフィックデザイン会議サイン計画
2005年 大阪関電ビルディング サイン計画。 丸ビル年間宣伝計画。 ホテル JAL CITY サイン計画。イタリア映画祭 宣伝計画。 心斎橋そごう サイン計画
日本中のサインを廣村さんが一手に引き受けてるのかと思うくらい、自治体の建物や観光施設に東京証券取引所まで、幅広く活躍されているようですね!
結婚や子供は?
プライベートな部分が謎に包まれている廣村さんですが、ツイッターをされているようなので内容を見てみました!
さすが、日本を代表するデザイナーだけあって、とても忙しそうに日本中を飛び回っているようですね!
奥さんや子供に関することをつぶやいているツイートは見当たりませんでしたが、忙しく全国各地を飛び回る廣村さんを支えてくれる奥さんはいるかと思います。
廣村さんの年齢を考えると孫がいてもおかしくないですが、家族の情報はあまり公にしていないようですね!
作品についても!
こちらがロフトの新デザインですね!近未来的な雰囲気です!
こちらは2001年7月に開館した日本未来科学館のロゴです!
デザイナーというと、自分のアーティスティックな才能を全面に押し出して見る人の感受性を揺さぶるというイメージがありますが、廣村さんの作品は、対象物の機能性を最大限に生かすようなイメージの作品ばかりです!
デザインでアーティストの個性をぐいぐい出していくというよりは、いかにロゴや建物や商品を美しく機能的に魅せるかにこだわっているようですね!
この人が巨匠と呼ばれる理由が、作品を見るとわかったような気がしました!