地下坑内や鉱山に女性が立ち入ると、女である山の神が嫉妬して怒る。
そんな言い伝えが信じられ、守られていたのは100年前の話ではありません。
労働基準法の改正で、坑内で女性が働けるようになったのはなんと2006年のこと!
10年前は女性NGだったんですね!
道を切り開き、後に続く女性を先導するのは阿部玲子さん(52歳)。
女性は立ち入ってはいけないと言われていたトンネル掘削や鉱山の土木作業に、単身で乗り込み開拓したキャリアウーマンです!
阿部玲子のプロフィール
名前:阿部 玲子(あべ れいこ)
生年月日:1963年8月(52歳)
出身地:山口県下松市
学歴:山口大学工学部/神戸大学大学院土木工学専攻
職業:土木技師
海外を中心にトンネル掘削現場で活躍する阿部さんは、土木エンジニアとしては珍しい女性です。
海外での仕事中には、日本語がうまいねと言われるほど現地になじむという阿部さん。
現在はインドの地下鉄・デリーメトロや、バンガロール・メトロの建設事業を進めています!
経歴は?
高校卒業後、地元にある山口大学工学部に進学した阿部さん。山口大学を卒業後は神戸大学の大学院に進みます。
神戸大学大学院土木工学専攻を修了した阿部さんは、大手ゼネコンである株式会社鴻池組に新卒で採用されます。
これだけの経歴を見ると、かなりの勉強家といった雰囲気です!
大きなものを作りたいという思いをもって入社した阿部さんですが、現場になかなか出られず、32歳でノルウェーに留学します!
1995年の8月からノルウェーで、水力発電工学を勉強されますが、阿部さんは全く英語が喋れなかったそうです!
苔と岩ばかりが続くノルウェーの大地で、吹雪が続けば一歩も外に出れず、三日間誰とも口を利かないこともあったとか。
壮絶な経験をされてるんですね!
インドに地下鉄やトンネルを!
トンネル掘削機!大迫力です!
こうしてみると阿部さん足長いですね!スタイル抜群です!
オリエンタルコンサルタンツグローバルの現地法人代表取締役社長に就任した阿部さん。
2014年10月1日よりインド高速貨物鉄道プロジェクトを進めていますが、インドって女性差別がひどい国というイメージがあります……。
ただでさえ土木・建設業界で女性が社長になるのは珍しいこの業界で社長の座を勝ち取り、女性差別のイメージが根強いインドで活躍しているのだから、大変な苦労もされていることでしょう。
現地作業員との関係構築に悩み血尿が出たこともあるそうです!
それでも今では約4万人もの作業員をまとめ、マダムと呼ばれて慕われる阿部さん。
相当な努力をされたのでしょう!朝ドラのあさとかぶるところもありますね!
大きなものをつくりたいと思っていた新卒の日の夢が着実にかないつつあります!
結婚はしてるの?
家父長制が根強く残るインドで、女ボスとして指揮を執る阿部さんですが、結婚はされているのでしょうか?
2001年には、大学生向けのインタビューに、
‘これからの方々には,仕事だけでなく,家庭を作ることも念頭において,やってもらいたいと思います.’
と答えている阿部さん。
この言葉から察するに、結婚はされていないのかもしれません。
年収は?
インドでの現地法人代表取締役を務める阿部さんですが、年収はいかほどなのでしょう!?
株式会社オリエンタルコンサルタンツの年収情報を調べたところ、
建設コンサルタント(45歳男性)の年収情報を発見しました!
その年収は676万円(うち定期賞与100万円)とのこと。
この方は管理職ではないので、社長である阿部さんは1000万~2000万円くらいと予想します!
女性差別が根強いインドでたった一人、日本人女性として頑張り続ける阿部さん。
多くの女性が憧れるカッコいい女性です!
ぜひ、インドに初の新幹線を走らせて、これを作ったのは日本人女性なんだよ!と声高に叫んでほしいですね!