8月31日(月)放送のNHKプロフェッショナルに
谷口仁史さんという方が出演するそうです。
谷口仁史さんの名前は聞いたことがなかったのですが
引きこもり・家庭内暴力・不登校などで悩む
子ども・若者への支援活動をおこなっている方のようです。
ここ数年で子どもが巻き込まれる事件も増えてきていますよね。
「どんな境遇にある若者も見捨てない」という信念のもと活動している
谷口さんについて調べてみたいと思います。
谷口仁史のプロフィール
まずはプロフィールから。
名前:谷口 仁史(たにぐち ひとし)
生年月日:1976年生まれ
出身地:佐賀県武雄市出身
学歴:佐賀大学文化教育学部卒業
佐賀大学なので頭が良さそうですね。
経歴のほうも見てみましょう。
経歴は?
谷口さんは、佐賀大学文化教育学部在学中からボランティアで不登校やニートへの
訪問支援(アウトリーチ)に取り組んでいたそうです。
大学卒業後には、大学教授などの有志を募り
「NPO スチューデント・サポート・フェイス(S.S.F.)」を設立し
代表理事をしています。他にも
・佐賀若者サポートステーション総括コーディネーター
・佐賀県子ども・若者総合相談センター長
・平成22年度子ども若者育成・子育て支援功労者表彰「内閣総理大臣表彰」受賞
「S.S.F.」は訪問支援(アウト・リーチ)のパイオニア的存在となっていて
子ども・若者支援の分野に携わった人には広く知られている団体だそうです。
子ども・若者訪問支援とは?
大学卒業後に「S.S.F」を立ち上げた谷口さんですが
そもそもなぜそのような分野に進もうと考えたのでしょうか?
谷口さんは学生時代に家庭教師のアルバイトをしていて
その際に、校内暴力で学校では手が付けられないと言われた子どもを担当。
「その子のご両親はとても立派な地位の方で恵まれた環境にいるはずなのに、
なぜ暴力をふるうのか?と疑問を抱きながら通ううちに、
その子は両親から虐待を受けていることがわかったんです。」
谷口さんは、勉強だけではなく、本人へのケアや家族・学校との橋渡しをしていき
最終的にその子は自立できたそう。
その後も同じような問題を抱えている子どもに出会い、
「学校からでは見えない問題、家庭の中に入っていかないと
解決できない問題があるということを実感しました。」
「S.S.F.」の訪問支援が評価されているのは、
「多面的アプローチ」という手法がポイントになっているそうです。
「当事者への心理的カウンセリングだけでは、ほとんどの問題は解決しません。
対人面・学力面・職業面・家庭・地域の環境面・・・と、
いろいろな面で社会参加への条件を整えていかないと、
せっかく考えたサポートプランが途中で破錠してしまうこともあります。」
様々な方向から解決策を見出して、自立できるまでサポートしていくというのが
谷口さんが数々の経験の中から考え出した方法なのですね。
谷口さんに救われた子どもや若者は数多くいることでしょう。
家庭教師へ行った先の子どもが暴力ふるうような子だったら
自分は関わりたくないって思ってもおかしくないところを
自立できるまでサポートしてきた谷口さんは素晴らしいですね。
なかなかできることではないと思うので、本当に尊敬します。
講演会は?
谷口さんは講演会もしているようですよ。
9月12日(土)には広島県三原市 リージョンプラザ(文化ホール)だそうです。
今後、他の地方でも講演会はありそうです。
近くで講演会があったら、私も足を運んでみようと思います。
ここ数年、犯罪に巻き込まれてしまう子どもが後を絶たないですよね。
つい最近おきた大阪の事件もそうです。
中1で日常的に深夜に出歩いていて、それが当たり前になってしまっている環境。
家庭だけが悪いわけではないとは思いますが、家庭環境から見直し、
サポートすることで救えた命だったのかもしれません。
現在も、「S.S.F」のような支援団体があることを知らずに
問題を抱えている子ども達がまだまだたくさんいると思います。
そういう団体があるということを1人でも多くの方に知ってもらうことが
まず大事なことですね。
NHKプロフェッショナルでは、谷口さんがどのような話をされるのか
とても興味深いです。