もう9月になるというのに、暑い日が続いてかないませんな。
凡人としては一度でいいから巨万の富を手にしてみたいと思ったりしますが、この社長さんは巨万の富を手にした後、坂を転げ落ちるような転落人生をたどったそうです!
9月2日の爆報!THEフライデー【あの人は今…大追跡SP】に出演する実業家の川又三智彦さん!
史上最悪の転落人生っていったい何があったのでしょう!?
川又三智彦のプロフィール
名前:川又 三智彦(かわまた さちひこ)
本名:川又 幸彦(かわまた さちひこ)
生年月日:1947年9月1日(69歳)
出身地:栃木県
学歴:ノースウエスタン・ミシガンカレッジ
職業:実業家
元は町の小さな不動産会社「司建物管理有限会社」の息子だったという川又社長。
アメリカに留学していた21歳の時、父が脳梗塞で倒れてしまい、急きょ帰国したそうです。
その後は大企業で3年ほど働いた後、母が働く司建物管理有限会社に入社しています。
大企業でもらった月給は3万円程度だったのに対し、母から渡された初めての給料は20万円。
現在の価格にすると60万くらいだそうです!
しばらくは母の元でのらりくらりと働いていたという川又さんですが、1973年に社長に就任し、1985年にはあの有名なウィークリーマンションを大ヒットさせます!
ウィークリーマンションというのは、その名のとおり週単位で借りることができるマンションの事で、短期賃貸マンションとも呼ばれています。
国内出張や短期の単身赴任の際に、一週間から部屋を借りられて、家具家電もついているので、経費を抑えたいという企業がこぞって利用し、大ヒットしました!
川又社長がウィークリーマンション事業で稼いだ総資産は3000億円にも上るそうです!
しかし1991年、日本人なら誰もが知っているあの、バブル崩壊が始まります。
今まで高騰しつづけた土地や建物の値段は急降下していき、川又社長の会社も経営が立ち行かなくなります。
川又社長は1999年にはウィークリーマンション事業をリーマンブラザーズに売却し、経営の立て直しを図りました。
でも、リーマンブラザーズが2008年に破たんし、世界的な金融危機が発生します。
バブル崩壊時は不動産業を営んでいた人の多くがそのあおりを食らって多額の借金を背負ったり廃業に追い込まれたりしたんですよね。
追い打ちをかけるようにリーマンショックに翻弄された川又社長は、経営を立て直すべく奔走します。
しかし、気づけば3000億円あった資産はいつの間にか1000億円の負債に変貌を遂げていて、2010年には自己破産に追い込まれてしまうのです。
ツカサのウィークリーマンションが懐かしい!
ツカサのウィークリーマンションは、CMの曲も耳に残るポップな雰囲気で、社長自身が出演しているということでも当時は注目を浴びていました!
よくよく調べてみると、ウィークリーマンションを日本で初めて立ち上げたのが川又社長だったようですね!
ウィークリーマンションは、基本的に家具家電付きで、ホテルを利用するように気軽に手軽に利用ができます。
川又社長がこのシステムを発案したのは、自社物件の老朽化したマンションやアパートになかなか借主が見つからなかった事がきっかけだったそうです。
短期間で、安い賃料を設定すれば、受験のために上京してきた人や長期出張のサラリーマンなどのニーズがあるのではないか。
そう踏んだ川又社長の思惑が大当たりした形になったんですね!
ピンチをチャンスに変えたいい例だと思います!
現在は?
バブル当時は渋谷の一等地に7LDK23億円の自宅を所有していたという川又社長。
総資産が3000億円もあればそんなの余裕でしょうね♪
しかし!
バブルがはじけた後、3000億円の資産の価値は10分の一に下がり、借金していた1500億円が残ってしまいました。
悲劇はそれだけでなく、2008年には脳梗塞で2度も倒れてしまったと言います。
そんな川又社長は現在、月収13万円の年金暮らし。
拠点を東京から福島県の猪苗代に移して、昭和30年代計画というプロジェクトを立ち上げてその代表を務めています!
2002年から携わっているこのプロジェクトですが、会津原宿で森林整備を行ったり江戸の街並みを再現したりと努力を重ねたのに、川又社長は再び悲劇に見舞われてしまいます。
2011年3月11日、東日本大震災の福島第一原発の風評被害が流れ、昭和30年村の建設がストップ。
さすがにへこたれそうですよね……でも、再び川又社長は立ち上がり、猪苗代で再スタートを切っています!
時代に何度も翻弄されながら自分のやりたいことを追及する姿はあっぱれとしか言いようがありませんね!
妻や家族は?
妻とはバブル期に出会って、川又社長のほうが一目ぼれして結婚したそうですね!
なんでも、部屋を借りにきたお客さんだったそうです!
お名前は久美子さんというそうで、二人の間に子供がいるかどうかは不明でした。
川又社長は今まで、会社の倒産・多額の借金・脳梗塞・昭和30年村の建設ストップなど多くの壁にぶつかってきました。
会社社長だった夫が多額の借金を背負って会社が倒産したら、奥さんは離婚を切り出したとしてもおかしくはないですよね。
でも、このご夫婦、離婚しているという情報が見当たりません。
もしかしたら、今でも仲良く互いを支えあっているのかもしれませんね!